■■■ チラシ印刷に際して ■■■

               広告チラシの内容とは?

 
塾チラシを侮るものは塾チラシに泣きます。

何故なら、個別指導の学習塾の場合、その塾が建つエリアへの浸透度如何が生徒募集の数字に直結しますので、様々な広告媒体がある中で、折込チラシが最も効果的だからです。

 
では、一般に広告チラシにはどんなことを載せるのでしょうか?
あなたはどうお考えですか?

間違ってもつまらないイメージチラシなど作らないようにしてくださいね。

地域の特性や独自色などを二の次に考えても通じるような集団塾ならともかく、木目細かい指導と保護者への対応を謳う個別指導の学習塾を展開するのなら、チラシの内容だってそれに拘ってきめ細かく作り上げなければなりません。

ポイントは、チラシを読んだ人が、この段階で必要だと思われる情報の核の部分を十分に掴めるものであること。

チラシは見たものの、イメージ写真やイラストが多くて肝心のことがちっとも書いていない或いは分かりにくい。
こんなチラシではロクに読まれもしないでさっさと古新聞の束に加えられてしまうのがオチでしょう。

以下に、チラシについての考え方を述べてみました。


これは当社が販売している学習塾開校マニュアルからの抜粋であり、現役の進学塾でもある当社自身がチラシ製作をする上で、その基本方針としているものでもあります。

そして、これを読まれたあなたは、一番下の言葉を必ずチェックしてくださいね。

当社では、ここに書かれたコンセプトを十分に織り込んだ塾チラシの製作を「一般の制作会社や印刷会社よりも十二分に安い価格で請け負う責任業者」を無料で斡旋いたします。
このことを忘れないようにしてくださいね。

では、どうぞ下記にお進み下さい。。


  ■■■ 
チラシの内容  ■■■

  @ イメージ先行型と詳細説明型


チラシの中味なんてどれも一緒でしょ、とは極一般的且つあまりに無造作すぎる人の意見です。
ここではチラシのデザインについて考えてみましょう。

チラシの手法には大きく分けてイメージ先行型と詳細説明型の2通りがあります。


通常、学習塾のチラシはというとB4の裏表2面刷りというのが多いように思います。

注意深く観察してみると、新興の塾やFCの塾で、如何にも「今月始めました」と言わんばかりの塾は前者が多く、地元のいわゆる老舗かそれに近い塾であり、同時に塾の内容に「うちは学習指導の中味自体に自信がある」という明確なコンセプトを持っている塾では後者型のチラシを好んで使用しているようです。

こういう所ではおしなべてその塾の目指するところをその塾の言葉を使って自信を持って謳いあげています。

よく読んでみると、それを読む人に向かって、「当塾の方針を理解しそれに従ってくれる人だけの入塾を認めましょう」と言い放っているようですらあり、堂々としていて、ある意味痛快です。

もう一度見比べてみましょう。

前者は、総じて小奇麗な写真やイラストが紙面に踊っている反面、その塾なりの明確な方針や実際の授業の進め方などといった情報は少なく、むしろそれらを用心深く避けているように私には思えます。

どちらのタイプを選ぶかはそれぞれの塾が決めることですが、また「どちらが選ばれるか」も、それを決めるのは顧客であるということを忘れてはなりません。

私の観察するところでは、前者のイメージ先行型のチラシを受け入れるのは、子どもがまだ小学生であるとか、或いは塾という場所が何を提供するものなのかについて、そういった事をあまり考えない層であるように思います。

反対に、塾から何を得ようかと真剣に考えてどこにしようか決めようとしている層は、はっきりと後者を選びます。

この人たちの層は、受験生の親や、子供の目標習熟度を明確にイメージして、何としてもそのレベルに引き上げ、維持させようと懸命な親たちでしょう。

言ってみれば、塾にとって「コア」になる顧客層です。


ですから、ここで留意するべきことは、出店しようとする塾の立地が、果たしてどういう層をその周囲に持っているのかという分析です。

総じて、近隣に有名な私立中や進学実績で名高い高校などが複数存在するエリアでは、後者型のチラシが受け入れられる余地が大きいといえます。そして、こういうエリアの顧客が塾から発せられる情報に求めるものはというと、次のようなものでしょう。

  
A理念と指導目標を定める。

これは、大別してその塾が補習塾なのか、進学塾なのかという事を表明するものです。

これは、塾側も

ウチは進学塾です。出来る子をもっと伸ばしてみせます

というメッセージを発することでもあり、また保護者側は、彼らの子供の成績と進学を志望する学校へのアプローチをその塾に期待してそこを選ぶ根拠の一つにします。

逆に補習塾を謳う塾に対しては、低迷する子供の成績や能力を考える保護者がそこを選ぶ根拠にします。

以上のことから、出店しようとする塾は、果して自分の塾がどちらの側に立つものかということを正しく認識して、それをチラシで表現する必要があります。

一般的に、進学塾と呼ばれる塾が、よく出来る子を対象としたクラスと、その授業に付随する形で補習のクラスを併設することはよくありますが、その逆、つまり補習塾が、よく出来る子向けの授業を別に設ける例は少ないように思えます。

ですから、尚更塾側がはっきりとした自覚と責任を持って、自分の塾がどちら側に立っているのかをここでは表明するべきだと思います。

こういうチラシが顧客に受け入れられる要素は高いと思います。


 
B指導スタイルを説明する。

あなたの塾が集団指導形式なのか、それとも個別指導形式なのか。

前者なら、どういうスタイル(講師一名に対する生徒数)なのか、成績別のクラス分けがあるのかをここで説明しておきます。

個別の場合は、それが果たして本当の1対1なのか、或いは1対2、1対3などといった擬似個別なのかといった説明も必要でしょう。

また、成績別クラス設置の場合には、その成績の出し方や基準が何か、などといった情報も載せておけば、これを読んだ保護者の頭の中に具体的なイメージを植え付けることができます。

チラシを読んだ段階でここまでもってこられれば、十分に目的を果たしたと言えます。


 C授業料を明らかにする。

ある意味、チラシを見る保護者にとって、これが最も強い関心事項でしょう。

上で述べた様々な要素と授業料とを天秤にかけて、保護者はその塾を選んだ場合の「費用対効果」に思いを巡らせます。

尚、最近の塾チラシの傾向として、この部分を敢えてチラシに載せない、いわば「争点ぼかし」のような手法の方が幅をきかせているように思えます。

これ〜授業料を明かさないこと〜にも理由があって、敢えてそうする事で顧客側の好奇心を刺激して塾へのアプローチを促す思惑もあるでしょう。こういう手法も一定の広告効果はありますね。

或いは、授業料体系が複雑か、または塾が目指す経営上の目玉商品を授業料で表わすにはいささか不適なのだろうと危惧した場合に、敢えてここで表に出したくないこともあるでしょう。

でも、授業料を記載していないチラシを見た顧客は、何故それが記載されていないのかを敏感に察知していますし、「きっと高いのだろう」とか「きっと見せられない理由があるのだろう」とネガティブに捉えているものです。
これは不利ですよね。

ですから、ここでは最低限であっても、あなたの塾の授業料体系の「さわりだけでも」チラシに記載することをお勧めします。


 
Dその他の情報

以上書いてきた事などの他にも、例えば次のような情報を盛り込むことも有効かと思います。

その前に、最近のチラシには様々な情報が所狭しと並べられていて、見る者の目を楽しませていますが、いかにもスグレモノと思わせるものもあれば、何と陳腐な、と思わせるものまで、玉石混交の感がありますよね。

こうした情報を載せるべきと考えるか、敢えてシンプルにその塾のポリシーや基本的な方針などだけに絞った骨太のものにするかは、そのチラシを製作・頒布する時期、他塾の動向などを加味して決めると良いでしょう。

その判断は別の次元のこととして、では、どのようなものが「その他情報」として加えたらよいでしょうか?


1) 特典について

年間を通じていつも同一の募集内容でなく、ある一定のパターン内でのメリハリをつけることは,塾生募集を行う上で効果的
手法です。

ここでいう特典とは、例えば新規開校時のチラシであれば、期間限定での入会金免除などを大きくチラシに載せる事をいいます。その際も、ただ単に免除というのではなく、通常の金額を大書きした上で敢えてそれを消して「免除」と朱書きするなどの細かいテクニックは必要でしょう。
しかし、昨今はこのような「無料」や「免除」などの文言はちっとも珍しいことではありません。

むしろ、こんなことばかりやっているのでは、物量で押してくる大手の塾の前にたちまち翻弄されるだけかもしれません。

ですから、ここでは逆に思い切って「有料」を打ち出してみるのも作戦としては十分あり得る手だとも思います。
有料だからこその高濃度・高密度授業コンテンツであることを惜しみなく積極的にアピールした上で、「特典として、今だけこれを割引価格(但し、あくまで有料)で受け取れる」ことをアピールするというのも一考でしょう。


2)建物の外観・内部の様子の写真

小じゃれた感じの外観、赤々とスポットライトに照らされた塾の看板、窓ガラスから洩れてくる室内の明かりなどから、その塾が如何に前向きでトレンディかをイメージ付ける写真です。

本当は塾の内実とそのようなものとは必ずしもリンクしないのですが、建物・教室の「明るい印象」は、子供がここで勉強する姿をイメージ付けるのには、とても有効な手法です。


3) 合格者の声

写真付で本人のコメントを載せている場合は信憑性の高さを窺わせますが、イニシャルだけで顔写真も学校名も無く「この塾に来たおかげで合格しました」などのコメントは流し読みされるのがせいぜいでしょう。

真実だけども事情があって名前や顔を出せない場合もあるでしょうが、そうだとすれば、この手法は弱さを否定できないと思います。また、それらが真実でなくただの演出ならば、このやり方はちょっとあざといと思います。

所詮広告なんだから」と割り切ってやり、読む方も同じように感じてくれるのならば問題はないかもしれませんが。


4) 合格実績

○○高校○○名合格、△△高校△△名合格!!

こうした手法は、事の真偽は別にして、確かに一定のインパクトがあると思います。
但し、最早ポピュラーになった感もあり、学習塾チラシという意味では毎年の行事と化してもいるので、これを読む側の目も大分肥えてきました。

塾たるもの、合格者の声と同様、真実の数字を出すならともかく、あまり誇大化した数字ならば敢えてこれを出さない勇気と倫理があっても良いかなと思います。

というのも、現実に保護者と接している者として、

あの塾の合格実績ってどこか適当な感じがするのよね

などという声が結構頻繁に飛び交っていることをよく知っているからです。
こうした会話の後、保護者達の頭の中では

信用できないから他の塾にしましょうか

ということであろうと思います。

こうなると広告が全く逆効果になろうというものです。


5) 比較広告

以前はあまり見る事がなかったネガティブ広告がこのところ目に付くようになりました。

私が見るところ極々一部の塾から発信されているメッセージに留まっているようですが、その塾自体が逆に世間一般の評価が必ずしも芳しくないことでも有名なことから、ここがそうしたチラシなどを撒けば撒くほど、むしろ冷ややかな目で見られているというのが私の印象です。

別に、殊更他塾への刺激を避けるべしというものでもありませんが、無用且つ不要の挑発じみたネガティブ広告を打つ事で、ターゲットにされた他塾の反撃をわざわざ誘発する必要もないと思います。

また、それ以前に、こうした手法の諸刃の剣的な性格をよく認識する理性があって然るべきともいます。

今の時点では、比較広告を打つよりも、あなたの独自性を前面に打ち出すオーソドックスな内容のチラシの方が健康的かと思います。

但し、比較広告が効果的な場合も確かにありますので、それについては機会を改めてまたこのサイトから発信します。

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